読み物絵本『ハコくん』を読んでいただいた読者の南風様よりレビューが届きましたので、こちらで紹介させていただきます。
南風様、ありがとうございます!
誰かのために、今、自分にできることは何?
この物語の主人公は、「箱」です。
犬や猫、クマ…といった動物たちが人の言葉を喋る絵本は、よく見かけますが、「箱」が主人公?!と、驚くとともに、どんな物語が展開されるのだろう?!といった、期待もありました。
いつもの倉庫で朝起きたら、目と口と手足が付いてて、いきなり命を吹きこまれた「ハコくん」。
喜び勇んで倉庫を飛び出し、外の世界へ!
そこで1匹の猫と出会います。
この猫が、ハコくんの人生?(笑)を変える相棒になるんですが、箱とノラ猫って、永遠の相棒なんですかね?
その後、猫と一緒に通りがかりの駅長さんに拾われた「ハコくん」
仕事を見つけるように言われるけれど、失敗ばかり繰り返します。
でも、ハコくんはその失敗から、自分ができることを見つけます。
それは友だち想いの相棒、猫くんがいたから。
そして、その猫くんにちゃんと感謝できるハコくん。
だから、今度は誰かを助けたいと考えたのだと思います。
誰かのために、今、自分にできることはなんだろう?
そんな思いを考えるきっかけになる、ステキな本でした。
(by 南風~MINAMIKAZE~)
